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誤嚥時のシュミレーションを。。

カテゴリー:特養相談員/2008年8月15日

 

危機管理委員会より。。

アクシデントの中の1つに、『誤嚥』があります。

食べ物が誤って、気道に入り、それが気道をふさいでしまうと息ができなくな

ってしまう。

一歩間違えたら、命でさえ危ぶまれてしまうものです。。

 

玉樹でも、お年寄りが食べている食事中は、食器を洗ったり、米をといだり

片付けといった、業務は行わずに。。

職員は、できるだけ食べているお年寄りのそばに。。

目配り、気配りを。

一緒にお昼を食べたりしながら。。

見守りを行っていますが。。

 

でももし、誤嚥が起きてしまったら・・?

職員がパニックで動けなかったら?!

お年寄りの命を守るために必要なこと。

 

 

職員が。少しでも落ち着いて、迅速に的確な動きが取れるよう。

先月より・・誤嚥時の緊急シュミレーションを行っています。

①医務から、必要物品の使用方法の伝達、確認を行い。。

 (吸引機、吸引用掃除機、酸素ボンベ、血中酸素濃度測定器等)

    

②1ユニットで誤嚥が起きたという想定で、フロア単位でシュミレーション。

   *対象;全ユニット職員、デイ職員

   *想定;朝食時 早番の一人時間帯(デイは日中想定予定)

      ⇒各ユニットには職員が1人しかいない状況。。

   *詰まった人は、生活介護の職員1名 *評価者は、医務1名

   *チェックポイント。。

     《発見者》

      ・他1ユニット(もしくは看護師)へ応援を要請できるか?

      ・口の中の異物確認、随時呼びかけ、声掛けが行えるか?

      ・タッピング、ハイムリック法(胃部圧迫法)の実施

     《他ユニット早番者》

      ・(連絡が行えていない場合)看護師にも)、もう一つのユニット、宿

      直への連絡。

      ・フロアにある必要物品を持って駆け付け、準備。

       (物品の所在も事前に把握しないと動けない・・)

      ・職員間の連携、役割分担。。等。

   *実施期間:ユニット全職員が経験するまで(平日のみ毎日、実施。)

 

    「誤嚥が起きた!」と気づいてから、いかに早く対応ができるか?

1分、1秒単位での対応・・。

落ち着いて。介護士としてできることを行っていくこと。

これが本当に大切になります。

 

シュミレーションを開始して2週間。

参加した職員から。

毎回、感想や気付きを上げてもらい、記録に残しています。

 

「シュミレーションでもこんなに焦る。ほんとに起きたら・・」

「頭がまっしろになってしまった・・」

「連絡の順番はこれでいいのかな?」

「まずは吸引機と掃除機だよね?!」

などなど・・。

あがっています。

 

これからも、『誤嚥』というリスクの怖さ、いざ起きたら・・。

職員の意識の中に、あるように。

シュミレーションを継続していきます。