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嬉しいのなら良かったです☆

カテゴリー:すいせん荘/2015年4月17日

自分の親も高齢になりました。

両親は、二人とも杖歩行となり、東京で夫婦で暮らしています

仕事が休みの日は、なるべく実家に行くようにしています。

「野川公園の桜が見たい」と父。(以前は自転車で行けた公園です)

車で、公園には着いたけど「見たい桜の樹までは歩けないな・・・」しょんぼり。

お気に入りの桜の大木は、公園のずっと奥です。

「車椅子に乗ってもいいよ」 と父。車椅子デビューとなりました。

公園事務所に行き車椅子レンタル、案外、利用者は、いないようで

「あちらに」と事務員さんが指差す方向には、たたんで隅のほうに置かれた

車椅子が。

「あ~、わっかりました~」と私は、勝手知ったる車椅子、

出して広げて、あれ、タイヤの空気はちょっと甘いかな~、まあ大丈夫か、

ブレーキを確認・・・、あれ、父はどこ?と顔をあげると

なんだかにこにこしている父と、こちらをガン見の事務員さん。

「お借りしま~す」。 公園の遊歩道に出発すると、父が

「車椅子の操作はわかりますか?って教えてくれようとしてたんだよ。

そしたら、あんまり慣れた手つきで(私が)動かしてるもんだから、

事務員さんがびっくりしたんだ。だから、『娘は介護士なんです』と、

言ったんだ」と。

父は、ずいぶんと、嬉しそうに、にこにこと、言いました。

そんなことがそんなに嬉しいんだ。ふーん・・・。