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お年寄り身体と栄養

カテゴリー:管理栄養士/2018年6月7日

 高齢期では、身体各部に、加齢によるさまざまな生理的変化がみられます。 

 

 骨格筋をはじめ、ほとんどの臓器で細胞数が減り、基礎代謝量が低下するため体内でのエネルギー消費量が減少します。

 

 消化管機能が低下するので、必要な栄養素が吸収されなかったり、余分な栄養素が蓄積されたりとった状態に陥りやすくなります。

 

 また、歯の欠落や、唾液の分泌量の減少、味覚の衰えなどにより、咀嚼、嚥下困難や食欲不振などの摂食機能障害を起こしやすくなります。

 

 老化による機能の衰えや活動量は個人差が大きく、この年代では低栄養の人と過剰栄養の人が混在しています。

 とくに、筋肉の衰えはサルコペニアになり、転倒しやすいので注意が必要です。