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ユニット拘束

カテゴリー:本部長/2009年1月28日

今朝

ひまわり荘のタエさん(仮名)が玉樹売店にお菓子を買いに来られました。

玉樹が開所してからずっとおられます。

でも、売店に買い物に来たのは

この3年超で初めてです。

「初めて来たのよ~。」

「昔は家でも売ってたのよ。」

嬉しそうにお話され袋いっぱいにお菓子を買われて行きました。

写真の奥でお菓子を吟味しているすみれ荘のウメさん(仮名)にお誘いを受けたそうです。

 

ユニットの中に閉じこもりがちだったタエさんが

しばらく前から

フロアの中を散歩したり

ウメさんとお話している姿がありました。

そして今朝売店に買い物に来られました。

居室からリビング、フロア、1Fと行動範囲が広くなっています。

いろんな要因があるとは思いますが

ウメさんの存在も重要なその一つです。

職員主導ではなく

お年寄り同士ってのがまたイイです。

 

ややもすると

ユニットという空間は閉鎖的になりがちです。

そこに境界線を作ってしまうことはある意味

ユニットへの拘束とも考えられちゃいます。

 

自由にお年寄りが動き回れるところでありたい。

そして

施設内で終わらずに地域へ。

 

なんてことを考えた今日でした。