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秘めた想い

カテゴリー:施設長/2010年4月7日

桜が満開です。桜は花咲く時期が短いからこそ、一層愛おしく、美しく感じるのだろうか?

 

小学校の国語で、植物からの液を使って布に色を染めるお話の中に、桜の幹から抽出した液は、なんと「桃色」だという話が、何だか印象的で、記憶に残っている・・・

 

今となって、桜を見ると、全身(根っこ・木・幹・枝)であの素敵なお花を咲かせているんだ。と感じさせられます。。。

 

 

 

春は、ふわふわ・ぽかぽか。でも出逢いと別れがあったり・・・喜びと寂しさなど、いろんな感情が複雑に絡みあうけれども・・・私は一番好きな季節です♡

 

 

そんな折、ターゲットケアプランの記録を見て回ると・・・

なでしこ荘の記録に、涙が溢れてしまった。。。

堀田さんの、18歳のころの初恋の淡いお話。十五夜の日だけ逢うことが出来た・・・しかし戦争があり、二人は結ばれることなく・・・

 

堀田さんはその後、今は亡きご主人と結婚。だけど、その初恋の【秘めた想い】は、胸のずっと奥に鍵をかけてしまい続けていたのかなぁ。。。

 

 

そして、60年以上の時間を越えて・・・結ばれなかった恋だからこそ、素敵な、綺麗な想い出のままの、その時へ想いを馳せ・・・淡い、ふわふな気持ちになるのだろうか・・・

 

 

 

先日の坂本さんのセミナーでも・・・丁度そんなお話をしていたんです。。。

 

うつの状況で、【潜在意識】が【顕在化】することが多々ある・・・

 

昔は、ほとんどの方が好きな人と結婚できなかった。好きでもない方とに結婚生活の辛かった生活が・・・養子にだされ、寂しい幼少期のことが・・・そして墓場まで持っていくはずだった内緒話(秘めた想い)が・・・不意に思い出され・・・混乱状態になるという。。。

 

 

その方を「知る」ということは、何とも深い深い深いことなんですね。今年の大きな取り組み、ターゲットケアプランを通して、そこから、どう動くか・・・皆と試行錯誤しながら、取り組んでいきたいですね☆