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3.14ドキュメント 最後に見たものは・・・

カテゴリー:本部長/2011年3月16日

あれだけの大地震があったにも関わらず玉樹は電気や水道は止まらずに、土日を過ごしました。

しかし、週が明けた3月14日、突然の計画停電と断水により翻弄された一日。

 

『3/13』

22:00 玉樹宿直者より3/14 6:20より計画停電が行われるとの連絡が入る

 

『3/14』

05:30 停電に備え、サーバーの電源を落とす。

06:00 当初の発表によると八千代町は第1グループだったが、よくよく確認をしてみると玉樹の住所八千代町菅谷は計画停電の第2グループと判明。停電は6:20ではなく9:20より行われる

09:00 主任クラスと緊急会議。ライフラインの状況を確認し対策検討。断水状況も判明。

 【ライフライン等状況】

     電気:9:20~13:00 18:20~22:00 停電予定

     ガス:OK

     水道:3/14:6:00~9:00のみ給水 ・3/15以降の給水については未定 ・受水槽に残っている水は約50%

     通信:OK

     ガソリン:送迎車8台 ほぼメーターフル:6台 メーター半分:1台 1目盛り:1台

     医療:たん吸引必要者1名 

 【対策】

     電気:1.懐中電灯と電池、ラジオ、湯たんぽ、ホッカイロ等の購入 1.電動ベットをフラットにする

     水道:節水 1.入浴の中止 2.洗濯の中止 3.トイレの元栓を閉め、風呂に貯めた水を使用 4.トイレットペーパーは流さない 5.食器の使用を少なくする、サランラップや使い捨て食器の使用 7.ご飯、お汁は厨房一括 6.出しっぱなし禁止

     ガソリン:外出や車利用を控える 

     医療:停電時は工務店より発電機を借りる

10:00 物品の買い出しに出発 近くのドラックストアは開店前より長蛇の列。開店直後、バタバタと駆け回りたくさんの商品を購入する人たち。店内に入るも目当ての懐中電灯や電池、ポリタンクや保存食等も全くなし。

12:00 結城まで足を延ばすもホームセンターやニトリも開店しておらず。物品を購入できず。あちこちで給油待ちの車多数。歩道に乗り上げ渋滞の列。

 ※9:20~13:00 計画停電行われず

14:00 在宅サービスについて会議。デイ、ショートの受け入れ方針を決定。 1.家族送迎を中心にお願いするが、毎日状況を見ながら打ち合わせをし決定。 2.入浴は安定した水供給があるまで中止

16:30 施設長がコメリよりソーラー式の電気を購入してくる

17:30 受水槽に残っている水は約30% 節水のさらなる徹底

18:20 計画停電開始予定時間がくるも停電は行われず

 ※18:20~22:00 計画停電行われず

21:30 帰宅準備

 

 前日深夜の連絡に始まり、ほとんど寝ずに早朝から停電準備に追われ、会議や買い出しやらで地震対処に追われた一日。焦燥の中、帰宅するまえに最後ユニットへ様子をうかがいに行くと、遅番者は恐る恐る、くることのない停電に備え静かに動き回ってました。ほとんどのお年寄りは居室の中。静かな夜、さくら荘リビングの暗がりに・・・

非常用電気の明かりでテレビ見ながら饅頭食ってるマキさん。

 

脱力・・・。

でも、このために仕事してるですね~。

しみじみと実感。

パワーをもらいました。