ふれあい
先日、八千代保育園の子供達が遊びに来てくれました。歌や踊りを披露してくれる子供達にお年寄りは目が釘付けでした。
T様は視力が低下しほぼ見えていません。耳もほとんど聞こえません。ステージに立つ子供達の姿に気づかず横をむいて座っていました。そんな中子供達とのふれあいの時間がありました。あるかわいらしい女の子がT様の前にたち、T様の手をにぎり「おばあちゃん」と声をかけてくれました。ふくふくしたかわいらしい手に触れられ初めはびっくり、直ぐに「かわいいな~女の子か?何歳だ?」と興味津々。手遊びの曲が流れますがT様には届きません。しかし女の子の手から伝わってくるリズムを感じ一緒に手を動かしはじめました。目を細め本当に嬉しそうな笑顔。日々の生活の中で数え切れないほどT様に触れさせていただくがこんなにピカピカ笑顔に出会ったことがあっただろうか・・・。
「ふれる」ことの大切さ。「ふれる」ことの意味。を改めて学びました。
これからは感謝を込めて、お名前をお呼びして、ゆっくり、優しくT様に触れてみよう。私の指先から私の想いがT様に伝わるように。
T様。うれしすぎて泣いちゃいました。
自分勝手。。。
今年の4月より孫が幼稚園に入園し、私が休みの時にはお迎えに行く機会ができました。
迎えに行くとほぼ毎回ある女の子が駆け寄ってきて、
「〇〇くん、なんで〇〇出来ないの~」と孫の事で質問してきます。
そして、孫にピッタリと寄り添いあれやこれやと世話を焼いてくれるのですが、
当の孫はうっとうしいらしく、拳を向けて威嚇し私にたしなめられるという感じで。。。
最近、私もこの質問攻めがやや面倒くさくなって、
今日はあの子は居るのかとキョロキョロしながら迎えに行くようになっていました。
ところが、先日の事。
あれほど鬱陶しがっていた孫が、あの女の子と楽しそうにボール遊びをしているのを見てビックリ。
しばらく眺めていると、他の園児の子がボールを孫から取ろうとした時、
あの女の子は素早く取り返して孫の前に立ちはだかり、守ってくれました。
その光景を眺めながら、
「ありがたいな~」
「あのこ良い子だな~」
と思いながら、
「ん?」
「この前まであの子を避けていたんじゃなかったか?」
「勝手だな~。。。」
と自己反省し、孫の手を引き帰ってきました。
人は自分に有益か不利益かで勝手に相手を判断しがちです。
もう五十をとうに過ぎているのに未だにこんな勝手なものの考え方ではいかん!!
そう反省したひとコマでした。