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母のこと

カテゴリー:特養相談員/2022年10月26日

先日、母の一年忌を迎えました

 

自分の母の介護・看取り・・・

点滴をどうするか?やらないと決めても、その選択で本当にいいのか?やらないって選んでしまって、私はひどい娘なのか?

 

食事がだんだん食べられなくなってしまった母に、姉や私は無理させたくないと思っていても、父は「母ちゃん、これ栄養あるから食べろ。一口食べろ。」と一生懸命声をかけます。それが父の母を想っての言葉で、母はそれに答えようと一生懸命食べようとして、もどしてしまったり・・・

 

この選択で本当にいいのか?私たち、母の為に何か出来ているのか?

 

母との時間が残り少ない事が介護の仕事をしてきた自分には分かり、その日が来る事を考えると寂しくて仕方がなく、実家に行くまでの車の中で涙が毎回涙が止まりませんでした

 

その時に思い出したのが高口光子さんの言葉『母の事を想って家族が一生懸命に考えた事がそれがその方にとって一番なこと。家族が選んでくれた選択をに対し、母は家族の為に一生懸命こたえるんだよね』です。その言葉が、私の気持ちをすうっと楽にして下さり、これで大丈夫と思わせて下さいました

 

また、家族の他に一緒に母を看て下さった、診療所の先生や看護師さん、訪問看護師さんやPTさん、訪問介護のみなさん、そして仕事を代わってくれたり話を沢山聞いてくれた職場の仲間が居て、一緒に介護や看取りについて考えて下さる存在は心強く、本当にありがたかったです

 

母が居なくなってから色々考えました

父が母に「母ちゃん、頑張って食べろ」と言ったのも愛情。無理をして食べてしまった母も父の為に一生懸命に食べていて、それも家族の為に母が出来る精一杯の事だったのだと思いました。

だから、正解はないけど、相手を想って出す答えはそれは正解なんだという事。

 

母の看取りで、自分が家族側に立たせていただき分かった事、感じた事が沢山あり、ダメだったな・・・自分と思いました。

 

これから、自分が出来る事を一生懸命やっていきたいと思いました。

 

 

 

「Team」に「i」はない

カテゴリー:特養相談員/2021年2月10日

最近「駅伝観戦」にはまっている。。。

あるチームのツイッターの選手の一言を毎日チェックしたり、選手のタイムまで分かるマニアになってきている

選手のある日の一言で「『Team』に『i』はない。自分が自分がとなってしまうと、チームとして上手く機能していかないと思うので、チームに貢献していけるように考えて行動して行きたいと思います。」と言うものがあった。

選手は2年生終わりに、そのチームで決められた目標タイムに行かないと引退してマネージャーになるそうです。

でも、腐らず、箱根駅伝優勝という目標に向かって選手という立場ではなくなっても、選手だったからこそ分かるマネジャーとしての支え方が出来るんだと言っていました。

 

 

駅伝というのは1人では繋ぐ事が出来ない。そこは介護と通ずるところがあるなと思います。

年は違うけど、こんな風にかっこよく、行きたいな。。。自分も負けていられないなあといつも励まされます。

 

 

 

 

 

 

 

 

母の介護

カテゴリー:特養相談員/2020年9月24日

要支援だった母の様子が、ここ数か月で変わってきました・・・。

 

受診に行った時のトイレで、失敗してしまったリハビリパンツを一生懸命拭いている母の姿を見て悲しくなりました・・・。

ベットの中から、新聞紙に包まった濡れたリハビリパンツが出てきたり・・・。

トイレから出てくると、今まで座っていた自分の席が分からなくなってしまったり・・・。

そんな母の姿を目にするたびに、なんとも言えない気持ちになります。

 

在宅で介護されている家族さんも入居されている方の家族さんは、色んな気持ちを乗り越えてきていて来ているんだな、すごいなと思います。

 

母の介護が始まり、色んな方に会う機会が増えました。してもらってうれしかったこと、かけてもらってうれしかった言葉、かけられて悲しくなる言葉、今まで分かっていたようで分からなかった事を沢山学ばせてもらっています。

 

家庭・仕事・介護のバランスはすごく難しい。介護が増えると、気持ち的にも体力的にもいっぱいいっぱいになってしまうこともある。

 

以前は、休みの日は必ず母の様子を見に行かないと、自分が許せなかった・・・。

 

でも、今は、相談できる人が増えつつあり、今日は任せちゃっていいかなと自分を許せるように少しなってきたと思う。

 

母の話を聞いて、一緒に考えてくれる存在は本当にありがたいです。

 

仕事終わりに母に電話をすると、いつもは自分の事を話して終わりの事が多いのですが、たまーに、「あんた、疲れてるんだから気を付けて帰りな。」とあたたかな母らしい言葉をかけてくれる時がある。

 

いつもは、立場が逆転しているが、母はやっぱり母なのだと感じられる瞬間はとっても嬉しくなる。

これからも沢山の方の手をかりながら、母の介護をしていきたい。

そして自分も、少しでも誰かのそんな存在になれるようになりたいと思いました。

 

 

 

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