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快適な生活が招く体調不良

カテゴリー:医務/2014年8月16日

「冷房病のメカニズム」   人間の体は部位によって寒さに対する反応が違います。気温と体の表面体温の変化を見ると、額などの頭部の温度は気温が低下してもあまり変化は見られません。一方、気温低下に敏感なのは、末梢血管の多い手や足先です。

「冷えは手足から全身へと広がります。」 冷房の効いた部屋にいると身体でもっとも冷えやすい手足の指先から冷たくなります。手足の指先が冷えると皮膚表面の血流が減少するため、汗がでなくなります。その分、体の内部の血流が増加することになるのですが、長時間冷房の効いた室内にいると、表面で冷やされた血液が体を循環することになり、体の内部、とくに腸を冷やすことにもなります。

「人間の代謝機能は寝ているときに低下する。」人間の代謝機能は寝ているときに低下して、体温も下がります。寝ているときにエアコンを使用する場合は、日中より温度を高めに設定しましょう。強い冷房は熟睡するためには、逆効果です。皮膚が冷たい空気を感じると身体の中心部の温度は逆に高くなってしまう。中心部の体温が高いと脳の活動が活発になり、興奮して眠れない状態になるので眠りが浅くなってしまいます。

 

冷房病で大切なことは室内の温度をさげすぎないこと、24度~28度の範囲にしましょう。   この暑さをじょうずに乗り切りましょう。  

                                  

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