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宝くじ

カテゴリー:施設長/2018年2月21日

玉樹は平成17年に開所した。

そこから、12年の月日が流れ、随分状況が変化している。

 

その一つの変化が、特養の待機者の状況である。

12年前は、とこの施設も待機者が数百人いるような状況。

特養の入居を待ち望んで、数年もの間待っていただかなければならない状況だった。

 

しかし、最近はというと・・・

待機者が、ほとんど居ないような施設も、ちらほら・・・

 

 

その理由は・・・?

特養のベット数も増えたこともあるが、

 

老人保健施設、サービス付き高齢者施設、グループホーム、有料老人ホーム などなど、特養に代わる、入居できる資源が増えたこともある。

 

しかも、老人保健施設はそもそも、在宅復帰の施設。グループホームは認知症対応施設。と役割が分かれていながらも、それぞれで、看取りまで暮らせるような状況も出てきており・・・

 

その役割も、明確ではなくなってきているように感じる。

 

 

そんな状況の中、幸いにも、玉樹では、100人弱の待機者がおり、施設入所を待ち望んでいてくださるお年寄りさんがいる。

 

あくまで入居は、判定会議を経て、その優先順位の高い方から、お部屋が空いたタイミングで、お声かけとなる。

 

がしかし、今月お部屋が空き、上位の方へ声をかけると・・・

「老人保健施設のほうが、やや料金が安いので・・・入居を見送ります。」

「在宅で、もう少し頑張ります。」

「お一人は、体調を崩してしまって・・・入院となってしまって」  など、

 

そして6人目のお声かけ。

その息子さんが、後で話してくださいました。

『玉樹さんから、順番が来た。ってお電話もらったとき、【宝くじ】に当たったような気持ちだったよ。嬉しくて、ホッとして、』って、話して下さった。

 

入居判定は、茨城県の基準にて点数を決めて、上位からの入居になるが・・・

何だか、基準から点数に出来ない、点数があるんだなぁ。と思う。

その点数にならない、ニーズの高さを、どう評価していったら良いのか、しっかり、検証し、施設独自で、検討しても良いと感じている。

 

いずれにしても、玉樹はお年寄りさんの為に、よりよい施設を作り続けるしかないのですがね。

 

 

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