ありがとうチンドン一座
11月26日(月)、デイサービス玉樹でコレナガ蜃気楼チンドン一座による
ライブが開催されました。
座長のコレナガ蜃気楼氏をはじめとした岐阜と大阪で介護をされている
メンバーとシンガーソングライターを目指す京都のイケメン樋口君の
6人組で構成されるこのチンドン一座が
遥々八千代町までいらしてくださいました!
そして今回は、デイ玉樹のポソコ蜃気楼こと前野くんも
カホンを叩いて参加しました♪
このチンドン一座のライブは、数日前からデイ玉樹の中で
不思議なほどの盛り上がりをみせていて、
★ 普段は違う曜日の利用なのに、チンドン見たさに振替利用をされた方
★ 普段は早い時間で帰るのに、チンドン見たさに延長利用をされた方
★ この日は受診で休みなのに、チンドン見たさに普段は滅多に
逆らわない奥さんに無理を言って受診後に駆けつけた方
がいらっしゃったほどでした。
前座のイケメン樋口君の引き語りからはじまり
『お富さん』や『港町十三番地』といった懐かしの名曲から、
一座のオリジナルソング、アンコールまで
たっぷり1時間以上楽しませてくださいました!
一方的に聴くだけの演奏と違い、一座の奏でるリズムや醸し出す雰囲気、
笑いありの掛け合いに皆さんも呼応し、
一緒に場を作り上げていく何とも言えない一体感と高揚感がありました♪
お年寄りのみなさんはと言いますと・・
★ 自身の認知症の葛藤を抱えていて怒りやすくなってしまうおばあさんは、
座長が用意してくださった最前列に上機嫌で座られて、
イケメン樋口くんに「てっちゃ~ん」とラブコールを送っていました。
そして帰りの玄関先で、フラストレーションの抜けたとても良い笑顔で
「今日は楽しかったよ!また明日な!」と仰ってくださいました。
★ 病院受診から駆けつけたおじいさんは、終止笑顔で奥さんと鑑賞していかれ、
2日後にデイに来るなり「チンドンかっこよかったなぁ♪」と
前野くんに声を掛けてくださいました。
★ 号泣しながらライブを観ていたおばあさんは、
普段は数分前のことも忘れてしまうことがあるくらいなのに、
今回は2日後に「あれ?チンドンの歌っていた人はなんて名前だっけ?」と
チンドンのことを覚えていたのです!
(前野くんが「タツマロさんだよ」と伝えると
「あぁそう」とそっけない返事であしらうオチまで用意していました♪)
他の方々も、2~3日経った後のデイサービスでも
「チンドンが~」「チンドンが~」と盛り上がっていて、
見事なまでにお年寄りの心の中に残っていました。
★ 普段は周りのお年寄りからあしらわれてしまうお調子者のおじいさんが、
チンドン一座との掛け合いでフロアを笑いの渦に巻き込んでくださると、
シンパシーを感じたのか、その後の一座のユニット練り歩きを
座長の写真を抱えながら『追っかけ』するまさかの行動に!
見事に玉樹ツアーの完全帯同を果たし、
後日座長から「おじいさんは一座のメンバーです」と認めていただいていました♪
今回のライブでは、音楽には人の心を動かす力があって、
人は人の中で元気になるのだということを実感させていただきました。
ステキな演奏をしてくださり、ステキ時間を共有してくださり、
お年寄りのステキな一面をたくさん見せてくださった
コレナガチンドン一座のみなさん、本当にありがとうございました!!
ぜひまた次回の開催をお待ちしています♪