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たんぱく質の基礎知識

カテゴリー:管理栄養士/2020年3月17日

三大栄養素の一つ 人体の構成成分になる

 

 人体は約60兆個の細胞からできており、つねに新しい細胞につくり替えられています。たんぱく質をしっかりとることが、活発な新陳代謝に欠かせません。また、細胞だけではなく酵素やホルモンの成分でもあり、神経伝達物質もたんぱく質からつくられます。

 

 糖質・脂質が不足している場合には、エネルギー源にもなります。

 

必要量は条件によって変化 不足する新陳代謝が低下

 

 たんぱく質の必要量は、運動量や代謝量など、さまざまな条件によって左右されます。激しい運動をしたり、感染症や外傷がある場合には必要が増加します。

 たんぱく質の摂取量が不足すると、細胞の材料が足りなくなり、新陳代謝が低下します。皮膚や血管の弾力が低下し、体力や免疫力の低下にまでもつながります。また、乳幼児や成長期の子どもの場合は成長障害を起こします。

 

 たんぱく質が体内で有効に利用されるためには、ビタミンB6が必要です。とくに摂取量が多い人は積極的に取り入れることが大切です。

*ビタミンB6が多い食品:さんま、カツオ、豚ヒレ、鶏ささみ、バナナ

 

過剰に摂取すると 腎臓に負担がかかるおそれも 

 

 食事から摂取したたんぱく質は過剰に摂取してもすべては貯蔵されず、余分なものはごみとして排出されます。ごみとなったものは腎臓でろ過され、尿となり排泄されるので、腎臓が弱い人は過剰に摂取し続けると腎臓機能を悪化させます。

 動物性たんぱく質の摂取量が多いカルシウムの尿中排泄量が増加し、骨粗鬆症のリスクを上げるともいわれています。また、動物性たんぱく質を日常的に多く摂取する人はそうでない人に比べて、尿路結石になりやすいともいわれており、長期的な過剰摂取には注意が必要です。

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