もう一つの母の日
先日の母の日の翌日、私はもう一つの“母の日のプレゼント”を頂いてしまいました。それは…、当日出勤日でない筈のスタッフも見えられ「はい、いつもお母さんありがとう!」と素敵なプレゼントの袋を差し出して下さいました。そして、私の好みの銘柄のビールも添えられていたのです。
何だか信じられなくて、「本当に私に?」と聞いてしまったほどでした。皆さんからの「だって、さくら荘のお母さんだから。」との声に、とても胸が熱くなる想いでした。今までの一年間、私の方が皆さんに色々と沢山の事を教えて頂きお礼を申し上げなければならないのに…。
何だかその日から、一気に子供達が増えたような気がしました。その日以来、日を追う事に「ああ、素晴らしい皆さん達に出会えて本当に良かった!」と感じています。
これからも、スタッフの皆さん達へは“お母さん的役割を”、又、お年寄りの皆さん達へは“子供的役割を”時々出させて頂きながら、共に歩んでいけたらと思っています。
好み(番外編)
生き物には好みが有ります。「食べ物」「色」「生き物」…あるとあらゆる物が有ります。
さくら荘では「人間」の好みについてお話します。
「好きなタイプ」と「憧れているタイプ」が違う私。
基本、B型に憧れ、A型を好きになるが毎回のパターン。そんな話をさくら荘リーダーと一年半前位によく話しておりました。
ある日、某雑誌(若者向け雑誌)を眞木さんに見ていただきました。
私の好きな某芸能人が載っている雑誌です。
その方は、某グループ(韓国の方々で、日本の媒体では滅多に見かけない)のメンバーで他のメンバーも一緒に載っておりました。
「私、この人が好きなんだよ」と言うと、全く興味を示さない眞木さん。
「本貸して?」との事で、雑誌を渡すとペラペラと捲り始めます。
イキナリ、捲っていた手が止まり「いた!」と、ニコニコされております。
「眞木さんの好きな人だよ!」と、今まで見た事のない…言い方を変えれば「恋する乙女」のような眞木さんがそこにはおりました。何処が好きかと言うと…「おかっぱで、口紅付けていて可愛いんだよ!」と、教えて下さいました。
今まで勝手に「氷〇き〇し」さんがタイプだと思っていた私。そのページをジーッと見つめ「この本頂戴!!この人好き!うふふっ」と、思いもよらぬ一言が。
あまりの驚きに「どうぞ!」と、言ってしまいました。
その後、雑誌を見ていたのでその方の名前を伺うと「えーっと、キーピン!」と。
雑誌は、眞木さんの枕元にキーピンページが開いた状態で置いてあります。
新鮮な気持ちでした。眞木さんは、きっと孫を見る気持ちで見ていたのかも知れませんね。いつもだったら、こんな話をせず「好きな食べ物」「行きたい所」ばかり話をしていた私。若者向け雑誌をたまに一緒に見るのもいいかなぁと思いました。
初めて感じたこの気持ち・・・いいもんですね。
夕方の出来事
本日の夕方、起きてこられた荒井様にいたずら大臣から一言。
「お姉さん、彼氏と別れちゃったの。慰めてあげて」※もちろん冗談です。
それを聞いた荒井様はおもむろに手拍子をはじめ、
「月が~でたで~た~」と歌いだされました。
途中で「頑張れよ~」と替え歌がはじまり、最後には「出来ねぇな」と涙ぐまれる荒井様…
荒井様の優しさに心が温かくなった瞬間でした。