パンツ大作戦
玉樹ではお年寄りに気持ち良く・快適に過ごしていただくために、パンツ大作戦プロジェクトチームが結成されました。
まずはプロジェクトチームのスタッフが、リハビリパンツ+パット&ボクサーパンツ+パットを当てて、実際排泄をするという体験をすることとなりました。
プロジェクトチームの一員である私もさっそく家に帰って体験をしてみる事にしました。
まずは幼稚園&小学3年生の娘達には大好きなDVDに集中させ、準備はOK。
おしっこをMAXに我慢していた私は、ボクサーパンツを履いて、パットを付け、防水シーツの上に横になりおしっこをしようとしましたが・・・・・、もう我慢の限界のはずなのに、なかなかでません。頭では、おしっこを出そうとしても、出せないのです。
数分後、そしてやっとおしっこが出ました・・・・・。
おしっこをしている瞬間は、ホントにパットに吸収されているか不安で不安で、思いっきり出せずに、終わった後もスッキリという感じではありませんでした。
そして風呂場脱衣室で濡れたズボンを脱いでいる時の事、
「ママ~」と娘の声が・・・・・。
そして次の瞬間、お風呂場のドアが開き、小3の娘と目が合ってしまいました。
娘はとても驚いた様子で私を見ていました。
「ママね、お仕事でね・・・・・・・・・・・・・・・・。だから、ばあちゃんとか、学校とかでは言わないでね」と事情を説明しました。
娘は「分かった」とリビングへ戻っていきました。その直後、リビングから幼稚園生の娘のクスクスという笑い声が・・・・・。
2日後に授業参観がある事を思い出し、恐怖を感じると同時に、この体験を通して、今までは分かったつもりでいた、その方にあった吸収量のパットを使用する事の大切さや、肌の不快感や、メンタルへの影響など、身をもって感じることが出来ました。
今まで分かったつもりでいましたが、私は分かっていませんでした。
この体験を、これから進めるパンツ大作戦に活かしていきたいです。
コメント一覧
- 投稿者: イジー 2011/04/17 18:46:20
- この大震災の真ん中で
紙おむつ不足のニュースなのに
パンツ大作戦とはね。
まっ
目に見えるものが評価される世の中だから、
温かさのような見えないものは評価されるはずもなくかえって、理屈付けで応酬されるのが関の山。
それをカバーするのが管理職でしょう。
それにしても
玉樹さんの職員さんには興味がつきませぬな。
タダものではないかも。
- 投稿者: 蝶 2011/04/17 18:20:29
- びっくりしています。パンツ大作戦!すごいことを計画した先生方に敬服します。 考えてみれば、誰でもできることなのに、誰にもできないことですね。我が母に代ってリハビリパンツを履いてみる。手元にあるのに。それは・・・できませんね。さらにおしっこをしてみるとは。先生方に介護のプロを感じました。小3の娘さんはきっと、おばあちゃんになった先生の面倒を、よく看てくれると思いますよ。今のママと同じ優しいまなざしでね。