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夫婦

カテゴリー:居宅介護支援事業所/2011年9月26日

ある日またいつもと同じように

「暴れていて大変なんだよ!!危なくてしょうがない。助けてくれ~」

0さんからの電話。

Oさんは老夫婦世帯で90歳に近い。お互いに介護保険を受けている。

誰かが居るときには大丈夫なのだが二人っきりになると

スイッチが急に入りだし夫に対して攻撃が始まる。

何度かサービス提供事業者も交えて入所についての話し合いは

しているものの夫も「入所させてくれ」と大変な時には言うが

落ち着いている時もあり「今は大丈夫だ」と気持ちが揺らいでしまう。

娘さんも間に来てくださり援助はしてくれているものの夫婦二人で過ごす

時間は長くとても心配ではある。

私の中では「入所すれば夫も楽になるし安心なのに」との気持ちも

強くなり何度となく入所へ向けての話をするようになった。

何度も同じことの繰り返しで何度も夫と話をしていると割り切れない

夫の気持ち、今までの二人の歩みなど夫の妻に対する愛情を

ひしひしと感じるようになった。

私には分からない夫の気持ち。ずっと一緒に当たり前のように居たものが

傍にいなくなると考えた時の寂しさ。

ケンカしながらも「おとうさん、おとうさん」といつも呼んでくれるあの声が

家に響かなくなると思うと無償に寂しくなるのではないか?

なんだかんだ文句を言いながらケンカする相手がいるということは

幸せなことだと思う。

それを夫も分かっているから・・・。

ちょっと私も自分の考えを押し付けていたかも・・・と反省。

 

焦らず二人の暮らしが幸せであるように見守り

余裕を持って接していこうと思う。

そして大変な時こそ出番だぞ!!ってな気持ちで

在宅メンバーで支えていけたらいいなって思う。

 

 

 

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