根気よく。
ある日の会話。
職員)「お父さんからお弁当届いたんですけど、いかがですか?」
森さん)「食べてきたから、いいです。」
「ありがとう。ごめんね。」
そう言い続けて、まる一日、食べていただけない状況が続いた森さん。
水分もほとんど取らず、歩いてはふらふらする感じ。
ユニット外で、隣に座ってお話を伺いました。
旦那さんの話。お姉さんの話。実家の話。
歌も大好きな方。
「ぴっちぴっちちゃっぷちゃっぷ♪」
と大好きな18番の歌を一緒に歌いながら、
誰か横で話を聞いてくれる人がいると落ち着くんです。
なんとか少しでも、水分や食べられるものは?と検討し、
前担当塚CMから、好きなものを聞くと、「おいなり」との情報が。
第一弾。「枝豆&ラコール」チャレンジ。
枝豆、ほんとは好きな様子。
一粒ずつさやから出して手渡す。
「ぱくっと」口に入れ、「おいしい」との言葉。
なんだかんだいいながらも、ちょっとずつ食べられGOOD。
第二弾。「おいなりさん」チャレンジ。
OSAがおいなりを購入してきてくれました。
「わたしはいいわよ~。おなかいっぱい」
といいつつも、たまに「おいなり」をちら見される森さん。
会話の合間に
「ぴっちぴっち・・♪・・」などと歌も歌いつつ。
そーっと、おすすめ。
するとすーっと手を伸ばし、口に入れる姿が!
おいなり、1つと半分。
ラコール1,5杯。枝豆。
食べていただけました。
森さんは、旦那様と一緒に、
玉樹のデイサービス、じゅげむ、ショートステイを
ずっと利用されていた方。
現在、少しでも食べられたり、
「ご本人が安心できる時間を作って行けたら」
「旦那様と一緒に過ごす時間を作れたら」と、
カンファを開き、
旦那様の来ている「じゅげむ」や
なじみの「すいせん荘」で過ごす時間を作って頂いています。
今後も定期的にカンファを開き、
「どうしたら、森さんに安心して過ごしていただけるのか?」
探って行けたらと思います。
ジャストフィット。
開所して6年・・。
車いすも劣化が目立ってきた頃です。
今年度、車いすの買い増しをしていただけることに。。
ユニットへ依頼し、下腿長を全員計測。
実際お年寄りが使われている車いすのサイズも
示し合わせたうえで、検討。。
その結果。
体の小さな方を対象に購入しよう!となりました。
前座高が33センチ、35センチ。
とてもコンパクトな車いすを3台購入。
こんな感じ↓(これは前座高35センチ)
使っていただいて、しばらくになりますが、
体にジャストフィット。
こぎやすいとのお言葉。
使用いただいている方、全員が「いいよ」と
おっしゃって下さいました。
こちらは前座高33センチ。
動きやすく、快適に。
環境を整えること、大事ですよね。
もう一台。
自動ブレーキ付車いすも合わせて購入。
こちらはリスク軽減も考慮して購入。
意識して、ご本人の様子確認をしていても
おひとりで、車いすに移ろうとして
ブレーキ操作がわからず、転倒が多かった山さん。
この車いすは・・。
立ち上がるとブレーキがかかり、
座ると解除されるという仕組み。
(写真の黄色いバーを倒すことで、
普通の車いすとしても使用できる仕上げ)
足こぎもされる方なので、前座高、38センチ。
低床タイプのものにしました。
足こぎも以前よりスムーズになりました。
現在、様子を見ていますが、
今のところ転倒は見られていません。
リスク対策としても有効なのかな?と思います。
これからもお年寄りの体調や、変化を見ながら
随時、福祉用具を検討することが大事ですね。
ベビーラッシュ。
玉樹、地域交流スペースの水槽。
グッピーなどの熱帯魚が住んでいます。
だいぶ暖かくなり、水槽の中もベビーがたくさん。
小さすぎて見えないですが・・。
ある日、なでしこ荘から水草をいただき、水槽へ投入。
その頃からか、ベビーがたくさん、たくさん見られるように。
今では数えきれないほど、たくさん泳ぐまでになっています。
このまま大きくなっていく、お魚たち。
どうしようかと悩んでしまいます。
そこで・・。
もらっていただける方、募集です!
玉樹各ユニット、各部署の皆様。
地域の皆様。
ぜひ、連絡お待ちしてます。