お年寄り身体と栄養
高齢期では、身体各部に、加齢によるさまざまな生理的変化がみられます。
骨格筋をはじめ、ほとんどの臓器で細胞数が減り、基礎代謝量が低下するため体内でのエネルギー消費量が減少します。
消化管機能が低下するので、必要な栄養素が吸収されなかったり、余分な栄養素が蓄積されたりとった状態に陥りやすくなります。
また、歯の欠落や、唾液の分泌量の減少、味覚の衰えなどにより、咀嚼、嚥下困難や食欲不振などの摂食機能障害を起こしやすくなります。
老化による機能の衰えや活動量は個人差が大きく、この年代では低栄養の人と過剰栄養の人が混在しています。
とくに、筋肉の衰えはサルコペニアになり、転倒しやすいので注意が必要です。
心理カウセラーの先生
先日、長女が通っている中学校での主催で、心理カウンセラーの先生の講演を聴きに行きました。
心理カウンセラーの先生はお話が上手でした。また、とても興味深く、おもしろかったです。
●ストレスには、自分自身を成長させてくれるいいストレスもあるけれども、
人は意味が分からなくて行動するとストレスになる。
●我が子の可能性を無限に信じる事・・・。
●子どもが出来たことを認めて、褒める。
●欠点をみるのではなく、良い点をみてあげる。
●本人の自尊心を高める。
心理カウンセラーの先生の講演を聴いて、自分で反省する部分が沢山ありました。今後、子育てや人間関係に活かしていこうと思います。
体内時計をリセットする
*地球の1日と体内時計の1日は、30分ズレている
人間のあらゆる細胞には1日のリズムを刻む「体内時計」が備わっています。
朝になると目が覚めて、夜になると眠くなり、活発に活動する日中には体温や血圧が上がり、休息が必要な夜になると下がるのは、体内時計の刻む1日周期のリズム(概日リズム)の働きによるものです。
地球の1日24時間ですが、人間の概日リズムはほぼ24.5時間です。
1日に30分ズレていますが、人間の体には、これを調節するメカニズムが2つあります。
① 「光による刺激」です。
太陽の光が、全身の体内時間に開始時刻をリセットするよう命令を発するのです。
②「食による刺激」です。
起床して朝食して朝食をとることで、胃や肝臓、すい臓などの内臓が刺激を受け、全身に伝わって体内時計をリセットできるのです。
概日リズムがくずれた状態の生活を続けると、毎日が時差ボケのような体調不良を招き、肥満や生活習慣病のリスクもふえしまいます。
冬休みに入っている長女を起こすのが一苦労です。早寝早起きの生活習慣をつけさせたいですね。