誤嚥時のシュミレーションを。。
危機管理委員会より。。
アクシデントの中の1つに、『誤嚥』があります。
食べ物が誤って、気道に入り、それが気道をふさいでしまうと息ができなくな
ってしまう。
一歩間違えたら、命でさえ危ぶまれてしまうものです。。
玉樹でも、お年寄りが食べている食事中は、食器を洗ったり、米をといだり
片付けといった、業務は行わずに。。
職員は、できるだけ食べているお年寄りのそばに。。
目配り、気配りを。
一緒にお昼を食べたりしながら。。
見守りを行っていますが。。
でももし、誤嚥が起きてしまったら・・?
職員がパニックで動けなかったら?!
お年寄りの命を守るために必要なこと。
職員が。少しでも落ち着いて、迅速に的確な動きが取れるよう。
先月より・・誤嚥時の緊急シュミレーションを行っています。
①医務から、必要物品の使用方法の伝達、確認を行い。。
(吸引機、吸引用掃除機、酸素ボンベ、血中酸素濃度測定器等)
②1ユニットで誤嚥が起きたという想定で、フロア単位でシュミレーション。
*対象;全ユニット職員、デイ職員
*想定;朝食時 早番の一人時間帯(デイは日中想定予定)
⇒各ユニットには職員が1人しかいない状況。。
*詰まった人は、生活介護の職員1名 *評価者は、医務1名
*チェックポイント。。
《発見者》
・他1ユニット(もしくは看護師)へ応援を要請できるか?
・口の中の異物確認、随時呼びかけ、声掛けが行えるか?
・タッピング、ハイムリック法(胃部圧迫法)の実施
《他ユニット早番者》
・(連絡が行えていない場合)看護師にも)、もう一つのユニット、宿
直への連絡。
・フロアにある必要物品を持って駆け付け、準備。
(物品の所在も事前に把握しないと動けない・・)
・職員間の連携、役割分担。。等。
*実施期間:ユニット全職員が経験するまで(平日のみ毎日、実施。)
「誤嚥が起きた!」と気づいてから、いかに早く対応ができるか?
1分、1秒単位での対応・・。
落ち着いて。介護士としてできることを行っていくこと。
これが本当に大切になります。
シュミレーションを開始して2週間。
参加した職員から。
毎回、感想や気付きを上げてもらい、記録に残しています。
「シュミレーションでもこんなに焦る。ほんとに起きたら・・」
「頭がまっしろになってしまった・・」
「連絡の順番はこれでいいのかな?」
「まずは吸引機と掃除機だよね?!」
などなど・・。
あがっています。
これからも、『誤嚥』というリスクの怖さ、いざ起きたら・・。
職員の意識の中に、あるように。
シュミレーションを継続していきます。