ユニットケアって?原点に戻ること。
10月7日、8日と2日間にわたり。。
はるか北海道の地で開かれた。。
『ユニットケア全国セミナー』に参加報告。
全国各地から、ユニットケアに携わる、800名近くの参加があり。。
従来型、新型(ユニット)特養の実践報告などがありました。
そこで印象的だったことを載せたいと思います。
ある施設では。。
もう30年近くある従来型の特養。
従来のケアに対する葛藤もあり。。
「これでいいのか?」「いいはずない!」と。。
ユニットケアへの道が開けたそうです。
何もない、長ーい廊下。
食事も一斉に。並んで食べる。
入浴は流れ作業。。
↓
プライバシーが配慮できること。
落ち着ける空間を作ること。
職員がユニットケアの考え方を学ぶ事。
会議や、研修の実施。
勤務時間の見直し等。。を行っていく。
ユニットケアへの第一歩ですよね。
ひとつひとつゆっくりと、時間をかけて行ってきたと。
手探りだったと思います。
広いフロアをラティスや家具などで仕切り。。
職員同士、「あーでもない、こーでもない・・」と。
施設の職員のひとりひとりが。。
意見を出しあい、作り上げていく事の大切さ。
そんな中で、お年寄りのできることを、役割を奪わない、
「待つこと」の大切さの報告。
一斉の介助から。。
ケアの単位を小さく区切り、
職員も固定化。
馴染みの関係が作れるように!
お年寄りのそれぞれの時間の流れに合わせて
ケアを行う事で。
落ち着きなく、険しい表情で、施設内を歩きまわられていたお年寄りが。。
本当に穏やかな表情で、犬を抱いておられるスライドもあり。。
排泄や食事、入浴介助などの業務で駆け回るのでなく、
お年寄りの生活に。人生に。心に寄り添うこと。
できるところを大切に。その人らしい生活を目指すこと。
お年寄りにとっての楽しい環境作りと、楽しい人間関係作り。
これなんですよね。
そして大切なことは。。
~私たちのケアを、言動を、いつもお年寄りから確かめる!~
という言葉がありました。
形であれば、空間を小さく区切ることで満足してしまい、
問題はこれからなのに、
もうやりとげた気持ちになり、
職員の自己満足で終わってはいないか?
お年寄りはどう感じているのか?
そこを、お年寄りやご家族様から確かめていくこと。
これが抜けてしまうと。。
職員主体の、職員がやりたいことだけ。
自己満足ケアになってしまう!
玉樹では?と考えたり。。
「あなたは施設で暮らしたいですか?」
という言葉もありました。
私たち職員自身の。。
その答えが「イエス」と言える
ケアを目指すことが、大事では?
「基本を忘れず!原点に戻ること!」
今、それが求められているのでは?