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ユニットケアって?原点に戻ること。

カテゴリー:特養相談員/2008年10月27日

 

10月7日、8日と2日間にわたり。。

はるか北海道の地で開かれた。。

『ユニットケア全国セミナー』に参加報告。

全国各地から、ユニットケアに携わる、800名近くの参加があり。。

従来型、新型(ユニット)特養の実践報告などがありました。

 

そこで印象的だったことを載せたいと思います。

 

ある施設では。。

もう30年近くある従来型の特養。

従来のケアに対する葛藤もあり。。

「これでいいのか?」「いいはずない!」と。。

ユニットケアへの道が開けたそうです。

 

何もない、長ーい廊下。

食事も一斉に。並んで食べる。

入浴は流れ作業。。

プライバシーが配慮できること。

落ち着ける空間を作ること。

職員がユニットケアの考え方を学ぶ事。

会議や、研修の実施。

勤務時間の見直し等。。を行っていく。

ユニットケアへの第一歩ですよね。

 

ひとつひとつゆっくりと、時間をかけて行ってきたと。

手探りだったと思います。

 

広いフロアをラティスや家具などで仕切り。。

職員同士、「あーでもない、こーでもない・・」と。

 

施設の職員のひとりひとりが。。

意見を出しあい、作り上げていく事の大切さ。

 

そんな中で、お年寄りのできることを、役割を奪わない、

「待つこと」の大切さの報告。

 

一斉の介助から。。

ケアの単位を小さく区切り、

職員も固定化。

馴染みの関係が作れるように!

お年寄りのそれぞれの時間の流れに合わせて

ケアを行う事で。

 

落ち着きなく、険しい表情で、施設内を歩きまわられていたお年寄りが。。

本当に穏やかな表情で、犬を抱いておられるスライドもあり。。

 

排泄や食事、入浴介助などの業務で駆け回るのでなく、

お年寄りの生活に。人生に。心に寄り添うこと。

できるところを大切に。その人らしい生活を目指すこと。

お年寄りにとっての楽しい環境作りと、楽しい人間関係作り。

これなんですよね。

 

そして大切なことは。。

~私たちのケアを、言動を、いつもお年寄りから確かめる!~

という言葉がありました。

形であれば、空間を小さく区切ることで満足してしまい、

問題はこれからなのに、

もうやりとげた気持ちになり、

職員の自己満足で終わってはいないか?

お年寄りはどう感じているのか?

そこを、お年寄りやご家族様から確かめていくこと。

これが抜けてしまうと。。

職員主体の、職員がやりたいことだけ。

自己満足ケアになってしまう!

 

玉樹では?と考えたり。。

 

「あなたは施設で暮らしたいですか?」

という言葉もありました。

 

私たち職員自身の。。

その答えが「イエス」と言える

ケアを目指すことが、大事では?

 

 

「基本を忘れず!原点に戻ること!」

今、それが求められているのでは?

 

 

 

 

 

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