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命に繋がる食事

カテゴリー:すいせん荘/2018年8月30日

今年の夏は異常気象とニュースで連日耳にしています。

まだまだ暑いです。

私も「・・・疲れたな。なんだか食欲もわかないな。」と感じる日が何日もあります。

すいせん荘利用者様の中にも「自宅で食事が食べられなくなった」との理由で緊急で利用される方が多くいらっしゃいました。入所時は車椅子に座る事もできないくらいにグッタリとされているほどでした。利用者様ばかりではなく自宅で介護されているご家族様も当然暑さで体力消耗し疲れていらっしゃいます。

しんさんは月に10日ほど定期利用されています。段々と食事量が減り、体重も減り、お得意のおしゃべりも減り・・・。そして両足踝に軽度ですが床ずれが出来てしまいました。受け入れ前に谷貝ケアマネと相談し、食事内容、ケア内容、福祉用具の変更など対応し利用日を迎えました。麺類が好きなしんさん。夕食は麺類に変更したところ初日の夕食時に「これは西村のうどんか?西村のうどん食べたいな」と職員に話しをしてくれたそうです。その話をすぐに谷貝ケアマネに報告すると翌日「西村のうどん(筑西市では有名だそうです)」を買ってきてくださいました。「しんさん、西村のうどんだよ。買ってきたよ」と伝えると私の顔をちらっと見て「そうか。西村か」とにこっと笑ってくださりいつもよりも多く召し上がってくださいました。食事介助に要する時間は約1時間。しんさんのペースでゆっくりゆっくりの食事です。職員達も「今が大切」と心を一つにして対応してくれました。1週間の利用でしたが床ずれも治り自宅に帰ることができました。

一口でも二口でも「食べる」ことは命に繋がると改めて、強く感じました。

今まで以上にその方に寄り添い、見つめ「今何を想っているのか」「今何を食べたいのか」「今何が食べられるのか」を知り、すぐに対応していいくことが私達がやるべきことなのだと強く感じました。

まだまだ暑い日が続いています。皆様どうぞご自愛ください。

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