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脱水

カテゴリー:管理栄養士/2019年12月13日

 

 

体に不可欠な水分とともに電解質が失われて 集中力の低下やしびれ、脱力が起こるようになる。

 

水分は人間にとって必要不可欠なものですが、脱水症とは体から体液として水分が出てしまい、不足した状態をいいます。

体液とは単なる水ではなく、ナトリウムやカリウム、カルシウムといった電解質を含むもので、脱水とは電解質も失うということを意味します。

 

 脱水症は、発汗や下痢などで体液が失われた場合と、体液の供給が不足した場合に起こります。

 

体液が不足すると、血液の量が減って血圧が下がります。そのため、臓器をめぐる血液が減ってしまい、栄養素を供給したり老廃物を排泄したりする機能が低下します。

 

 脳への血流が減ると集中力が低下し、消化器への血流が減ると食欲低下を招きます。

また、電解質が不足すると脚がつったりしびれや脱力が起こります。

 

水分が必要なときのとり方は?

 

大量の汗をかいたときや、アルコールを飲んだときには水分を補給する。

人間の体は、老廃物と一緒に水分を尿や汗として排泄します。

そして、ほぼ同量の水分を摂取します。その量は1日に約1500mlですが、水分は直接飲む以外に料理からも取り入れられます。

しかし、夏の暑い日やスポーツをしたあとには大量の汗として水分と電解質が失われます。

激しいスポーツを2時間半行ったときに失われた水分は、1日ぶんに等しい1500mlにもなるといわれていますので、水分と塩分を一緒に補給できるスポーツドリンクをこまめに飲むことが必要です。

 また、アルコールを飲んだときにも、水分をとらないと二日酔いの脱水症状を起こします。

こんなときには1000ml程度の水分を補給しましょう。

コーヒーやお茶を飲むと、カフェインの利尿作用でアルコールを排泄するので、飲酒時の水分補給に役立ちます。また睡眠中にも平均350ml程度の水分が失われるので、就寝前には水分補給を。脳血栓の発症を予防することにつながります。

 

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