水!
カテゴリー:管理栄養士/2020年6月5日
人体の多くを占める構成成分
1日の摂取量と排出量はほぼ同じ
水は、人体の構成成分としてもっとも大きな割合を占めているものです。
体内の水分量の割合は性別によって異なり、成人男性の体の約60%、女性は脂肪が多いため、55%くらいといわれています。
水を多く飲み過ぎれば排出量が増え、体温が高くなれば排出量が増え、体温が高くなれば汗が出るというように、水の出納によって、体内のバランスが一定に保たれています。
水の働きは?
水分量、体温を調節する。
10%が失われると生命に関わる。
水は、体のなかで溶媒として働いています。栄養素などを溶かして、消化や吸収を助け、体の各組織に運ぶ役割を果たします。
また、老廃物を溶かし、体外へ排出します。汗や尿、呼気として水分を排出することによって、体温を調節しています。
ナトリウムやカリウムなどは水の溶けて、プラスとマイナスの電荷をもつイオンになります。
このような物質を電解質といい、体内の浸透圧調節や、体液量の調節などを行っています。
人は、体内の水分が2%欠乏するだけで、強いのどの渇きを自覚するようになっています。
脱水が体内の10%近くに及ぶと死の危険性があるといわれています。
水は人間の生命維持に欠かせない役割を果たしてます。
体内の水分のバランスがくずれ、細胞外の細胞間液などに水分が異常に増えた状態をむくみといいます。
むくみは、痛みを伴わない腫れが主な症状ですが、内臓疾患が原因の可能性もあるんで注意が必要です。