食塩の過剰摂取防ごう
カテゴリー:管理栄養士/2010年4月9日
これまで食塩摂取量は一日10g未満とされてきましたが、今月改定された
「日本人の食事摂取基準2010」でナトリウム(食塩相当量)の一日摂取目標
量が男性9g未満・女性7.5g未満とより厳しく引き下げられた。
食塩の過剰摂取で高血圧となり、脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことは多く
の人が認識しています。
食塩の過剰摂取は血圧の上昇や胃がんのリスクを上昇させるほか、高血圧
の有無と関係なく脳卒中の罹患率・死亡率を上げてしまう。
日本高血圧学会では、高血圧の予防と治療のために6gを勧めています。
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、20年の食塩摂取量の平均値
は男性11.9g・女性10.1gとまだまだ目標量を超えています。
☆一言メモ
・食品中のナトリウムは豆腐やパンなどにも含まれ、日本人の一般的な食
事でしょうゆやみそを使わなくても一日3gは摂っているという。
・少しずつ段階的に減らしていき薄味に舌が慣れ、少ない塩分でもおいしく
食べられるようになる。
・食事だけでなく運動も有用です。
・減塩の工夫として、シイタケ、昆布、かつおなどでだしを効かせる。
・レモンや酢の活用。
・しょうゆはかけないでつけるなど。
健康の維持・増進のため気をつけたいですね。