次に会うときは
デイサービスを利用していて入院している2名の利用者様の
お見舞いに行ってきました。
2名とも突然の入院だったので心配でしたが
普段と変わらないような笑顔を見せてくださって安心しました。
そしてそれぞれの方と、入院したときの話から他愛のない話まで
短い時間でしたが、あれこれと話をしてきました。
色々と話をしてきたけれど
「家に帰りたい。玉樹のみんなに会いたい」
「みんな待ってるよ。いつでも戻っておいで」
そのお互いの想いを確認し合えたことが何よりも大切だったと思うんです。
やるせない気持ちやどうしようもない不安は拭えなくても
「待っている人たちがいる」 「会いたい人たちがいる」
この事実が心の糧になると思うから。
帰り際に、次に会うときは玉樹で
「ただいま」
「おかえり」
と言い合おう と約束をしてきました。
待っています。
普通に会える幸せ。
ヨコ様の宝物
先月、春のトキメキバスツアーに参加されたヨコ様。
昨春からデイ玉樹を利用され始め、ツアーには昨年の春・秋に続いて3回目の参加でした。
ヨコ様は、20年前に足を悪くされてから、ほとんど外に出ることがなかったこともあってか、とても心配症なところがあります。
初めてのデイサービスの日も、不安で仕方なく休もうとしていたところを、ドライブにお誘いしたところから始まりました。
(宜しければ 玉樹のわくわくepisode2 『一歩踏み出す勇気』をご覧ください)
http://www.tamaki.or.jp/experiences/10.html
それからも、事ある毎に不安になってしまうヨコ様。
娘様と協力をして、その都度電話や直接会ってお話をして、揺れ動く気持ちに寄り添ってきました。
昨春の日帰りツアーでは、不安を抱え当日まで何度も「やっぱりやめます」と言いながらも、娘様と一緒に参加することができました。
昨秋の一泊ツアーでは、このときも娘様と一緒に参加の予定だったのですが、
直前になって「仲良しの友達が一緒だから、あなた(娘様)は来なくていいわよ」とまさかの独立宣言が出たのでした。
とはいえ、その後も雨の日やイベントのときには心配になってしまうこともありながらの日々。
そんなやりとりを重ねながら、思い出も重ねてきました。
そして今回のツアー
事前に娘様と「また『行かない』と言い始めたら」と示し合わせてもいたのですが・・
あら、今回は全然言わない。友達も増えて楽しみが不安に勝ってきたのかな。
喜ばしいことなのですが、何だかちょっと寂しい気持ちも。
そんなことを思っていたら、ツアーが終わってから娘様からこんなお話がありました。
「前日の帰りに『また明日ね』って言ってくれたことが嬉しかったみたいなんです。『待っていてくれてるから行かなきゃ』って思ったみたいですよ」
それを聞いた瞬間
「ちゃんと彼女の心の中に存在できていたのかな」
と、とても嬉しく感じました。
ヨコ様の自室のベッドの枕元には、ご自身の大切な物を置いている『宝物コーナー』があります。
その宝物コーナーには、昨年の2度のツアーのアルバムも飾られています。
そして今回、新たに3冊目のアルバムが増えました。
心配症は相変わらずですが、1年前と比べると、明るく前向きになり、何よりイキイキとされています。
娘様は「今までの20年の時間を埋めるかのように、玉樹での日々を楽しんでいるんです」と仰ってくださいました。
まだまだこれからも増やしていきましょう。重ねていきましょう。
宝物のアルバムも、大切な思い出も、ありふれた日常も。
7月1日は「ぶれない話」第三弾。今回は焼肉パーティーで盛り上がろうと思っています。
全国の精鋭たちと熱い介護のトークバトル。
法人からは4名の参加予定。
第三回目の「ぶれない話in玉樹」今回は来年に計画予定の「春樹きゃんぷ」の実行委員会の立ち上げを兼ねています。
実験的に、当日の会議をyoutubeで生放送予定。
実行委員会の会議の後に、恒例の「ぶれない話」を行います。
日 時:7月1日(土)19:00から
場 所:デイサービス玉樹の和室
参加費:1.000円
参加者
伊永伸一郎(介護まめ家/岐阜県)
武井佳子(デイサービス榎町/広島県)
家治庸一(もみの木のいえ/大阪府)
松村康貴(雲母書房/東京都)
秋澤諒子(特養勤務/栃木県)
深谷泰一(はいこんちょ/栃木県)
芦原大致(こもれび大泉/群馬)
吉川秀貴(社会福祉法人紬会/茨城県)
和田禎之(特養玉樹さくら荘/茨城県)
上村大志(デイサービス玉樹/茨城県)
高橋知宏(デイサービス玉樹/茨城県)
興味があったら、数人分だけ枠があるから来てみます?
「春樹ゃんぷ」って何?
そのうち公表します。