この日
3月11日。
8年前のこの日。私はN様宅で市役所の職員さんとともに契約をしていた。
その時に地震が来た。Nさんの息子さんの「外に非難しましょう」の一声で夢中で外に出たのを覚えている。
怖くてうずくまっていた。隣には高校があり学生がグラウンドに砂埃をあげて非難していた。
少し落ち着くと、契約中のNさんが居ない。
みんなで探すと、Nさんは道路に出て瓦を拾っていた。
当時のNさんは一人暮らし。
認知症が進行し始めたころであった。
私が訪問すると、いつも4人分の食事が作られていた。
息子が好きなもの、夫が好きなものがたくさん並べられていた。
近所には、「息子がまだ帰ってこない」と何度も聞きに言っているような状況であった。
朝7時には、私の電話が鳴り「今日は仕事に行くの?一緒に行きましょう」と毎日のように電話があり日課になっていた。
そんなNさんとのやり取りが毎年この3月11日が来るたびに思い出される。
先日、息子さんの近くにと越していったNさんの悲報を聞かされた。
とても愛にあふれ、家族が一番大切だったNさん。家族さんもとってもNさんの気持ちを大切にしていた。
とってもあったかい家族。
お悔やみ申し上げます。
私はこの3月11日が来るたびに「あの日は・・・」とずっと思い出すだろう。
たくさんの利用者さんとの関わりがある中で、思い出に残るエピソードがある。私にとってとっても大切な人生の一こまであり、その一つ一つの関わりが私を成長させてくれる。
これからも、一人一人との出会いを大切にしていきたい。
玉樹1年生から学ぶこと
先日、在宅実践発表会が行われました。
居宅では篠さんが代表で発表してくださいました。
篠さんは玉樹に平成30年4月から仲間になってくれました。
そんな篠さんは、玉樹も1年生。ケアマネジャーも1年生ということで、そんな気持ちをお話してくださいました。
篠さんは、玉樹もケアマネジャーの仕事も1年目と言うこともあり、一生懸命に覚えようとする前向きな人です。
「新しいことを覚えることが楽しい」「私で大丈夫ならばやりますよ」といつも前向きな発言をしてくださいます。
そんな篠さんから学んだのは「前向きさ」です。
覚えるのに必死な中でも「できない」「無理」「えー」みたいな発言はしません。
そんな篠さんの雰囲気が職場には必要で、プラスの空気を運んでくれます。
人は一緒に居る人が前向きな発言をすることですごく刺激を受けるんですよね。
「自分も頑張らなきゃ」と思わせてくれるそんな人です。
玉樹では1年生かもしれませんが、篠さんのそんな姿から学ぶことがいっぱいです。
一緒に働くことが出来て、とても勉強になっています。
仕事ができる、できないとかそんなことではなく、一番大切な「やる気」をいつも見せていただいております。
これからもその前向きさで一緒に頑張っていきましょう!!
発表お疲れ様でした。
子供はいくつになっても子供
久々のダウン×××
4日間ほぼ何もせずゴロリの状態。
そんな時、家政婦の様にやってくる母。
買い物をしたり食事を作ったりと・・・
いつまでも、私はかわいい子供であることを実感!!
いつも、やさしい言葉もかけてあげられてないけれど
「ありがとう お母さん」
子供の頃を思い出した。
病気になると、なんか不安でそばに居てくれるだけで安心したものだ。
なぜか、美味しいデザートが病気になると出たっけ。
病気も悪いものじゃないなと、子供ながらに感じたこともあったな~(笑)
まだまだ元気な母ですが、元気なうちに少しずつ恩返ししないとね。
でも、もう少し元気なうちは世話をかけるかわいい娘でいたいと思います。
母のケアプランは「いつまでも母親でいること」
そんな事を感じながら過ごしたダウン生活でした。