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大人の風疹について

カテゴリー:医務/2014年6月29日

昨年の大流行は、20~40代の男性を中心に20代の女性にも広がりました。 これらの世代の人は、風疹に対する十分な免疫を持っていません。

妊娠20週頃までの女性が風疹ウィルスに感染すると、胎児が<先天性風疹症候群>を発症する可能性があるので、社会全体で予防接種を進めることが重要です。  風疹の抗体がない人は、麻疹の抗体もない人が多いので、麻疹風疹混合ワクチンの接種をお勧めします。

女性は過去に1回接種しているはずですが、十分な免疫を獲得していない場合があります。  妊娠してからでは、予防接種は受けられないので妊娠を考えている人は2回目の接種を受けておくとよいでしょう。

妊娠前にお母さんが接種すれば自分自身も免疫を獲得するし、妊娠中の感染からも守られます。  何より赤ちゃんに麻疹と風疹の抗体を与えることができるので、生まれてくる赤ちゃんも守られます。  パートナーである男性も一緒に受けるといいですね。

免疫のある人が予防接種を受けても特別な副反応は起こらないし、むしろ弱まった免疫を強固なものにする効果が期待できます。  

まだ数百万人もの成人が、風疹に対する免疫を持っていないことがわかっています。  その人たちが免疫を持たない限り、流行は繰り返されるし、終わることはありません。

自治体によっては接種費用の一部を助成する制度がありますので、問い合わせをするとよいでしょう。流行期は春から夏です。  男女を問わず予防接種は<今すぐやる>事が重要です。

熱中症 2

カテゴリー:医務/2014年6月24日

梅雨明け直後の熱中症に注意!!

人間は暑いときには皮膚の表面に近い末梢血管を拡張させて

皮膚表面から熱を逃がしています。また、皮膚表面から汗が蒸発する時に

身体から熱が奪われます!それによって体温の上昇を防いでいます。

体調が悪かったり、熱が逃げにくい気象条件になったりすると体温が

上昇してしまうのです。

熱中症を防ぐには気温が最も大きく影響しますが汗が蒸発しやすいかどうか

という点も大事です。又、なるべくこまめに水分補給をしましょう。汗を大量に

かく場合は塩分補給も必要です。体内のナトリウム濃度が下がると身体は元

の濃度に戻そうとするためさらに水分を外にだしてしまうので脱水症状が

進んでしまします。皆さん気を付けて過ごしていきましょう。(*^^)v

熱中症について

カテゴリー:医務/2014年6月16日
私たちの体には、体温を保つために、運動や食事によって熱を生み出すしくみがあり、その一方、体温があがりすぎないように、異常な体温上昇を抑えるためのしくみが備わっています。暑いときにも体温を平熱に保つために、体の中では2つのコントロールシステムが働きます。1つは、末梢血管を拡張させ、皮膚に血液を集めることで熱を外に逃がします。もう1つは、体の水分を原料にして皮膚の表面に汗を分泌させ、その汗が蒸発するときに熱を奪う。どちらも、自律神経の働きによって行われます。気温が高くなると、体温が上昇して体内に熱がたまりやすくなるため、これらのシステムが働きますが、気温が体温より高くなったり、運動や作業によって体内に熱が多くつくられたりしたときに、汗がたくさん出て体内から水分や塩分が失われます。その状態に私達の体が対処できないときに、体のバランスが波錠し、体温が著しく上昇して、熱中症が発生します。                              高年齢者は加齢にともない皮膚の感覚が鈍くなっていたり、のどの渇きも感じにくいため周囲の人が気を配り、こまめに水分補給を促すように心がけましょう。    これからまだまだ暑い日が続きますが、じょうずに、室内温度調整、水分補給でのりきっていきましょう。

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