夢の扉。。。
以前にも何度か書きましたが、私が大好きなテレビ番組の
『夢の扉』
先月、その番組から本が出たのですが、
「夢の扉 あきらめない人が心に刻んだ24の言葉」
イイです。
仕事をし、生きていく中で必ず訪れる自戒、後悔、挫折、逆境など
誰もが悩みや苦しみを抱える中で
それぞれにある事を成し遂げた人たちがスゴクいい言葉を投げかけて
くれています。
私個人が感動した言葉をいくつか紹介すると。。
*「できない」と言う人は出来ない理由を話し、「できる」と言う人は出来る理由を探す
*障害は人にあるのではなく、技術にある
*問題がないのではなく見えていないだけ
など。
読んでいて心が軽くなるそんな感じの印象でした。
興味が湧いた方は読んでみて下さい。
注:出版社とは何の関係もございません。
好きなもの。。。
今から30年前。。。
私が介護職だったころの話です。
男性のお年寄りを5人お誘いしてつくば市へ食事に出かけた時の事です。
真剣なまなざしでメニューを覗き込んでいると、
「かつ丼!!!」っと店中に響き渡る声であるお年寄りが叫びました。
「んっ?Yさんいつもキザミで食べてるけど大丈夫?」と聞くと、
「大丈夫!」と自信満々の顔。
入れ歯も痩せてしまって合わなくなっていたのでほとんど歯茎しかありません。
「どうしよう。。」
「食べたいんだからいいか。」
恐る恐る注文し、いざ「かつ丼!」
ところが、
私の心配をものともせず、一気に完食!!!
「スゴイねェ~!Yさん!」
と感動する私に満面のドヤ顔で答えてくれました。
好きな物、食べたい物は食べれるんですよね。
歯が無いから食べられない。
固いから食べられないと私達が決めつけていただけでした。
思い込みや決めつけは行動範囲を狭め、お年寄りの楽しみを奪う事になります。
これは食べ物だけでは無いと思います。
何事、行動する前から諦めないでまずやってみる。
それが施設で働く私達の使命だと思います。
便利な。。。
常日頃、私達はいろいろなものの恩恵にあずかっています。
車や携帯電話はその最たるもので、すごく便利なものなのにある事が当たり前に思っています。
故障したり、壊れた時に初めて不便さにありがたみを感じ、なおるとまた忘れる。
機械は壊れてもなおせます。
人は。。。?
ごく近くにも居ませんか?
便利と言っては語弊がありますが、なんでもこなしてくれるありがたい人が。
機械は壊れる前に必ず何らかのサインを出します。
人も同じ。
苦しい、辛い、助けてと言動や表情、仕草にサインが出ます。
縁あって同じ職場で働く仲間同士、上司も部下も関係なく思いやりといたわりを
もって仕事をしたいですよね。
その先には玉樹のお年寄りがいるんですから。