暖暖。
急に寒くなった冬に続き、もう東京の桜の開花宣言。
大人になるほど時間が過ぎるのが早く感じるといいますが、まぁ季節が変わるのが早いこと。
確かに最近、年齢に対して「おぉっ私、そんな年齢か!」と思った出来事が続いたのですけれど・・。
(玉樹のヤングたちもそのうちわかるでしょう。ヒヒヒ。)
ちなみに玉樹の桜は
まだつぼみです。
日々のお仕事でも、蒔いた種がすくすく育って、つぼみをつけて、花開く・・なんて具合にうまくいくといいですが
現実はなかなか、そう簡単にはいかないぜってこともありますね。
壁に阻まれた時、どう対処するか?
いつ対処するか?今でしょ。
(これがやりたかっただけなのだ)
と、まぁ冗談はさておき
結果だけではなく、経過も大切ですよ。
桜の方は今週中には花が開いて、あっという間に満開になるはず。
開所の頃よりだいぶ枝振りが立派になった桜を楽しめる日ももうすぐです。
足るを知る者は富む
奇しくも事務長とネタがかぶります。
私の父は3人兄弟の次男なのですが
その弟で、叔父にあたる人が先日亡くなりました。
私が最後に会ったのは年末。
透析をしてもむくんでしまっている手を揉みながら、短い時間ですが話をすることができました。
私の記憶の中では、陽気でいつも笑顔だった叔父。
「THE長男!」て感じの父の兄である伯父より身近で気軽に話せる大人でした。
昨年末から入院していたのですが、大変な闘病生活中でも叔父らしく
思わず笑ってしまうエピソードがたくさんあり
思い出話の中にもクスッとしてしまうことがそこここに。
悲しみの中にも笑いありで送ることができたと思います。
玉樹にいらっしゃるお年寄りにも
そうやって歩んできた道があったわけで。
皆が誰かの大切な人でもあるんですよね。
“思いやる”ということに鈍感にならないように
自分にとって大切な人が近くにいることは
幸せなことなんだな・・と思いました。
まだ厳しい寒さが続きますが、もうすぐ春。
暖かくなる日が待ち遠しいですね。
原風景。。。
先日、父のお兄さんのお見舞いに父母を連れ行ってきました。
普段は離れている為、1年に1回会う位の関係なのですが父の兄弟は
もうこのお兄さんだけに。。。
3ヶ月ほど前から入院していたのですが、最近衰弱が進んできたと聞き
「顔が見たいんだよ。」とボソッと呟いた父。
病院へ行くと、最後に会った時から想像できない位痩せ細った叔父の姿がそこにありました。
父は、ベットに駆け寄り「〇〇あんちゃん!俺だよ。〇〇だよ。わかるか~!」と手を握り泣き出し、暫くは離れようとしませんでした。
これまで、父が叔父を「〇〇あんちゃん」と呼ぶのを聞いた事が無かったので、驚きました。
でもその時、父から良く聞いていた、幼少期の田舎での原風景がそう呼ばせたのだと思います。
誰でもそれぞれに原風景はあり、良い物もあればトラウマになっている物も色々です。
帰道、父が叔父との幼少期の話をしているのを聞きながら、玉樹に入所されているお年寄りにはどんな原風景があるのだろう。。。
そんなことを考えさせられた一日でした。