3K
三好春樹さんが講演会で介護職の3Kについてこんな事をおっしゃっました。
3Kといえば
危険
きつい
汚い
と、昔は言っていましたが、
介護業界の3Kは
管理主義(やたらと、お年寄りさんや職員を管理したがる)
権威主義(自分の権威を振りかざす)
科学主義(科学の力で、何とかしようとしたり、右肩上がりの進歩ばかりをみて、その日、その日のお年寄りさんの笑顔にエビデンス【根拠】を求める)
な~んてのは、冗談です。
私達介護職ではなく特定の職種の極一部の方々ですね。
本当は
感動できる(ウンコ、シッコに感動して喜べるのは、この職種だけですね)
工夫が出来る(マニュアル通りに事が運ばない。その日、その日でお年寄りさんの表情や雰囲気で工夫しながら対応できる。手作り仕事、まさにブリコラージュ)
健康になる(座り仕事ではなく、毎日動くから健康になれる。そして、給料を貰いながら、老いの勉強ができる)
の3Kです。
すみれ荘では、いやいや玉樹では感動出来て、マニュアル通りではなく、現場で考えて工夫する仕事が出来て、そして、健康になれちゃいます!!!
何十年と年齢を重ねても忘れられない歌がある。そんな歌を、あなたは今日も僕達、私達に目一杯の笑顔で唄っています。ピース。
空にさえずる 鳥の声 峯(ミネ)より落つる 滝の音
大波小波 とうとうと 響き絶やせぬ 海の音
聞けや人々 面白き この天然の 音楽を
調べ自在に 弾きたもう 神の御手(オンテ)の 尊しや
ある、お年寄りさんは
この歌を亡くなったご主人から教わり、今でも忘れずに唄っています。
加齢に伴う人間的変化の為、深く背景を聴く事は出来ませんが、
きっと、ご主人との楽しかった時間を思い出して
唄っているのでしょう。
ちなみに、この
充分
年齢を重ねている方だそうです…。
小さな事からコツコツと。悩んで考えて行動して、深みを追求していきましょう。
すみれ荘では、お年寄りさんと一緒に
を使って遊んだり
お掃除を手伝っていただいたり
洗濯物を一緒にたたんだり
ラジバンダリ…
私達、介護職員は
加齢に伴う人間的変化(認知症と言われている症状)
を治癒する事は出来ないかもしれませんが
私達が、お年寄りさんと一緒に何かをしたり
深く深く関わる事で
その症状がゆっくりと、なだらかになる事も
出来ると思います。
その日その日の小さな事に
場としての介護現場で日々バタバタと振り回されながら
介護現場の職員だからこそバタバタに本気で付き合って
深みをガッツリと追求していきたいです。