研修会に参加して
5月29・30日の2日間にわたり、熱海にて、食事摂取基準2010年版に
参加させて頂きました。
「食事摂取基準とは」
日本人が、健康な生活を送れるように、栄養の過不足が問題となるよう
な病気にならないようにするには、「何をどれくらい」食べればようか示した
ガイドラインです。
また、健康の維持・増進・生活習慣病の予防の目的につくられました。
同じ悩みをもつ多くの仲間とグループに分かれ、寝食を忘れて宿題に取り
組みました。
2日目は高齢・障害・児童の3部門の発表が行なわれました。
多くの発表を聞き、考え方や見方もいっぱいある事に気づかされました。
高齢者の場合は「生活習慣病の一次予防」よりも、不足による健康障害から
の回避のほうが重要な場合が多いのではないだろうか?
特に年齢を十分考慮して、それぞれの指標を相対的に決めるのが大切
だろうと。
私たちの体は食べ物からできています。
これから何十年も先に起こるかもしれない生活習慣病を起こさないように
気をつけたいですね。
お年寄り様がいつまでも、食べる喜びが続きますように!
この研修を機にあったかい心のかよったマネージメントができれば幸いです。
果実のチカラ!
『朝は金、昼は銀、夕は銅』
果実を食べる時間について、このように言われている事
聞いた事ありませんか?
これは、太陽エネルギーを豊富に吸収した果実のチカラを
一日の身体サイクルにおいて、もっとも有効に摂取するから
だそうです。
なぜ果実を食べると、元気ではつらつとなるのか?
☆ 生で食べる事が多いので、ビタミン・ミネラルが体に
そのまま取りいれられる。
☆ 果実に含まれる酵素が体内の毒素を排泄。
☆ 整腸作用。
☆ クエン酸・りんご酸など酸味が疲れを取り、気分爽快。
☆ 香り・色彩・味など豊かな気分が心理的効果にプラス。
気温差のはげしい日々が続きますが果物をいっぱい食べて、健康な
体を保ちたいですね。
食塩の過剰摂取防ごう
これまで食塩摂取量は一日10g未満とされてきましたが、今月改定された
「日本人の食事摂取基準2010」でナトリウム(食塩相当量)の一日摂取目標
量が男性9g未満・女性7.5g未満とより厳しく引き下げられた。
食塩の過剰摂取で高血圧となり、脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことは多く
の人が認識しています。
食塩の過剰摂取は血圧の上昇や胃がんのリスクを上昇させるほか、高血圧
の有無と関係なく脳卒中の罹患率・死亡率を上げてしまう。
日本高血圧学会では、高血圧の予防と治療のために6gを勧めています。
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、20年の食塩摂取量の平均値
は男性11.9g・女性10.1gとまだまだ目標量を超えています。
☆一言メモ
・食品中のナトリウムは豆腐やパンなどにも含まれ、日本人の一般的な食
事でしょうゆやみそを使わなくても一日3gは摂っているという。
・少しずつ段階的に減らしていき薄味に舌が慣れ、少ない塩分でもおいしく
食べられるようになる。
・食事だけでなく運動も有用です。
・減塩の工夫として、シイタケ、昆布、かつおなどでだしを効かせる。
・レモンや酢の活用。
・しょうゆはかけないでつけるなど。
健康の維持・増進のため気をつけたいですね。