リスクマネジメント研修会へ!
こんにちは。
お久しぶりです。
先日、水戸の福祉会館で行われた
「リスクマネジメント研修会」に参加。。。
茨城県の各地から
相談員・介護主任・ケアマネ他。。
総勢100名ほどの参加がありました。
事故予防のために
どのような取り組みを行っているのか?
どんな取り組みを行っていくのがいいのか?
という内容を考える研修会です。。
月に1回。
玉樹でも。。
危機管理委員会を開き。。。
事故を起こさないようにするには?
と・・話し合う場を持っていますが。
発表のあった施設では、1つの事故を。。
事故分析の手法のツールを使って。。。
各職種が集まって、1時間~2時間
なぜ?なぜ?原因は?
と、ひとつひとつ掘り下げて検討を行うとの事。。
原因を深く掘り下げていくこと。
どうして起きたのか?小さなことでも原因を探っていくこと。
大事だな・・と改めて実感。。
取り入れられそうなものは
会議にて検討してもよいのかと思いました。
午後の部は、「グループにて話し合い。」
10名ほどに分かれ班を作り
各施設のリスク対策で困っていること。
悩んでいることを付箋に書いて、出し合い
多く出た課題を、みんなで。。。
どうしてできないでいるのか?
どうしたらいいのか?を意見交換。。
いろいろな施設があって、
それぞれ同じように悩んでいるのだなと感じ。。
時間の関係で、突っ込んで話はできず。。
また機会があれば、参加していきたいなと思いました。
玉樹ではヒヤリハットをたくさん上がるように、
報告書を報告用紙から大学ノートに変更して
様子を見ているところです。
ノートにしてから
「書きやすくなった!」との声が・・。
実際に報告がほとんどなかったものが、
1か月に10件ほどあがるユニットも出てきました!
ノートに報告のあったヒヤリハットには
施設長が目を通した際に『さんきゅ~Pスタンプ』を!
おしていき。。
たくさん上がってきたユニットは
いくつになるかな?と楽しく
お年寄りの事故を防ぐことにつなげていけたら!
たくさんヒヤリハットが上がってくることが、
そのまま。。お年寄りのネタ帳になるんですよね。。
どんな方なのか?
どんなことに注意していくことが必要なのか?
これからも委員会にて検討を重ねながら。。。
試行錯誤しながらですが、
できることを一つずつ行っていきたいと思います。。
これが日課に。。職員と歩行訓練^^*
なでしこ荘のM様。
遅番者が出勤し、最初の仕事で。。
1階の平行棒にて、歩行訓練を行うのが日課。
できる限り毎日。
こうしてユニット職員と1階まで下りてきて
平行棒を1~2往復。
歩行練習を継続できるようになって
「しっかり立てるようになってきたよね?」
「なんだか、表情がよくなってきたよね!」など・・
元気になられてきています。。
特別養護老人ホーム玉樹は、お年寄りの毎日の生活の場。。
病院や老健のような‘リハビリの時間’は明確にはありませんが。
毎日の生活のひとつひとつで。
椅子から立つときに、足をしっかり引いて。
足の力を生かせるように立つこと。
食事のときは、車いすから普通の椅子に座りかえを行うこと。
短距離でも、日中だけでもトイレまで歩くようにすること。
小さなことですが、積み重なれば大事なこと。。
そんなひとつひとつを大切にする生活リハビリ。
プラス必要な方には、
立ち上がり練習や歩行練習を行うなど。。
状況に応じた運動を行っていくこと。
「○○に行きたい!」「歩いて家に帰るんだ。」
目標に向かった体力作り・・。
日々の業務の中、どうやって時間を作っていこう?
これがユニットの職員の中で頭を抱えるところ。。
1日の中で、どこをどう動いたら、一緒に運動できる時間が作れるか?
職員ひとりひとりが。。意識してかかわっていけるか?
ただ。。
ユニット職員で、どうしても時間に都合がつかないときは。
他職種へヘルプを依頼することだって、
いいと思うのです。。
「一緒に、力をつけていこう!がんばっていこう!」
そうお年寄りと向き合っていくこと。
ユニット職員のがんばりが、『今』のお年寄りの元気に。。
つながっていくのですよね。
また思うことなのですが。。
こうやってマンツーマンで。
じっくりお話に耳を傾ける時間があることでも。。
お年寄りの元気をパワーアップしているのかな?
続けていくことって大事です。。
「継続は力なり。」
難しいことですが。。。
後悔しないように。。
お年寄りにとって。
「今」が「今日1日」がとっても大切な時間。
私たちのかかわりが。。
お年寄りの1年後につながっていくんですから。。
誤嚥時のシュミレーションを。。
危機管理委員会より。。
アクシデントの中の1つに、『誤嚥』があります。
食べ物が誤って、気道に入り、それが気道をふさいでしまうと息ができなくな
ってしまう。
一歩間違えたら、命でさえ危ぶまれてしまうものです。。
玉樹でも、お年寄りが食べている食事中は、食器を洗ったり、米をといだり
片付けといった、業務は行わずに。。
職員は、できるだけ食べているお年寄りのそばに。。
目配り、気配りを。
一緒にお昼を食べたりしながら。。
見守りを行っていますが。。
でももし、誤嚥が起きてしまったら・・?
職員がパニックで動けなかったら?!
お年寄りの命を守るために必要なこと。
職員が。少しでも落ち着いて、迅速に的確な動きが取れるよう。
先月より・・誤嚥時の緊急シュミレーションを行っています。
①医務から、必要物品の使用方法の伝達、確認を行い。。
(吸引機、吸引用掃除機、酸素ボンベ、血中酸素濃度測定器等)
②1ユニットで誤嚥が起きたという想定で、フロア単位でシュミレーション。
*対象;全ユニット職員、デイ職員
*想定;朝食時 早番の一人時間帯(デイは日中想定予定)
⇒各ユニットには職員が1人しかいない状況。。
*詰まった人は、生活介護の職員1名 *評価者は、医務1名
*チェックポイント。。
《発見者》
・他1ユニット(もしくは看護師)へ応援を要請できるか?
・口の中の異物確認、随時呼びかけ、声掛けが行えるか?
・タッピング、ハイムリック法(胃部圧迫法)の実施
《他ユニット早番者》
・(連絡が行えていない場合)看護師にも)、もう一つのユニット、宿
直への連絡。
・フロアにある必要物品を持って駆け付け、準備。
(物品の所在も事前に把握しないと動けない・・)
・職員間の連携、役割分担。。等。
*実施期間:ユニット全職員が経験するまで(平日のみ毎日、実施。)
「誤嚥が起きた!」と気づいてから、いかに早く対応ができるか?
1分、1秒単位での対応・・。
落ち着いて。介護士としてできることを行っていくこと。
これが本当に大切になります。
シュミレーションを開始して2週間。
参加した職員から。
毎回、感想や気付きを上げてもらい、記録に残しています。
「シュミレーションでもこんなに焦る。ほんとに起きたら・・」
「頭がまっしろになってしまった・・」
「連絡の順番はこれでいいのかな?」
「まずは吸引機と掃除機だよね?!」
などなど・・。
あがっています。
これからも、『誤嚥』というリスクの怖さ、いざ起きたら・・。
職員の意識の中に、あるように。
シュミレーションを継続していきます。